フルーツの達人

フルーツラバーズに贈る、果物についてのブログです。

アケビ:魅力を深堀り 自然からの贈り物

はじめに

日本の秋の風物詩といえば、色とりどりの紅葉や豊かな収穫が挙げられますが、その中でも特に魅力的なのがアケビです。この不思議な果物は、日本の山間部に自生しており、独特の形状と風味で知られています。今回は、アケビの最盛時期から利用方法、さらには健康に良いとされる効果について、詳しく掘り下げていきます。

アケビ基本情報

アケビ科の蔓性落葉低木の一種,アケビ属(学名: Akebia)に属する植物の総称。
アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビがある。山野に自生し、他の樹木などに絡みついて生長する。栽培もされており、山形を代表する果物でもある。
果実は甘く、ねっとりとした食感。パッションフルーツの様に種子の周りにある果肉を吸い取るようにして食し、口腔内に残った種子は、吐き出す事となる。秋の味覚を代表する果物である。

名称の由来は、熟すと本体が縦に割れて白くて甘い果肉と黒い種子を覗かせる様子から、「開け実」の意味で名付けられたもの。中国(漢名)では、木通(もくつう)とも呼ばれ、漢方としても利用される。

アケビ花言葉は、「才能」「唯一の恋」

分布:日本の北海道を除く、本州・四国・九州に分布。朝鮮半島、中国にも分布する。
平地から山地にかけて、日当たりのよい山野に自生する。河畔、道端、やぶ地、雑木林などでもみられる

花期は、春(4月から5月にかけて)。
果期は秋(9月から10月頃)成熟すると果皮が縦に割れ、内部の果肉が露出する。

 

利用方法とレシピ

アケビの果肉は、そのまま食べるのはもちろん、ジャムやゼリー、果実酒など様々な加工方法で楽しむことができます。特にジャムは、アケビの独特の甘さと香りを生かした人気のレシピで、パンやヨーグルトとの相性も抜群です。

アケビジャムの作り方

  1. アケビの果肉を種から分け、細かく刻む。
  2. 鍋にアケビと砂糖を同量入れ、弱火でじっくりと煮込む。
  3. 果実が柔らかくなり、ジャムの濃度が出てきたら火から下ろす。
  4. 清潔な瓶に詰め、冷蔵庫で保存する。

アケビ果実エキスと健康効果

近年の研究により、アケビ果実エキスにはベージュ脂肪細胞を増やす作用があることが明らかになっています。ベージュ脂肪細胞は、カロリーを燃焼させることで体温を上げる役割を持ち、肥満の防止やメタボリックシンドロームのリスク軽減に効果があるとされています。アケビを摂取することで、これらの健康効果が期待できるのです。

まとめ

アケビは、その美味しさだけでなく、健康にも良いという点で注目されている果物です。最盛期に収穫された新鮮なアケビを使って、様々なレシピに挑戦してみるのも良いでしょう。また、アケビ果実エキスが持つ健康効果にも注目し、日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。