趣味の園芸 やさいの時間愛知の名物野菜探訪 キャベツ・エディブルフラワーほか
2015年12月28日放送 NHK総合
川瀬良子 高田延彦 藤田智
キャベツの生産地、愛知県田原市
今日は愛知県から、キャベツの生産地である田原市についてご紹介します。
愛知県は日照時間が長く、一年中温暖な気候が特徴です。
そのため、農業が盛んに行われており、特に田原市は大消費地に近い立地条件のため、農業が盛んに行われています。
特に注目すべきは田原市がキャベツの作付面積で全国1位であることです。
キャベツの栽培には風が強い地域であることが重要であり、田原市は海に面しており、風の影響でキャベツが凍ることがありません。
そのため、キャベツの2期作が可能となり、多くのキャベツが生産されています。
キャベツ栽培歴40年のベテラン、本田さん
田原市でキャベツを栽培しているのはキャベツ栽培歴40年のベテラン、本田さんです。
彼はその長いキャベツ栽培の経験から、キャベツを育てる上でのポイントを教えてくれました。
その中で、本田さんが最も重要だと言うのは、中耕土寄せです。
中耕土寄せとは、苗をまっすぐに立たせることを意味します。
これにより、キャベツがしっかりと根付き、健康に成長することができます。
冬が一番美味しいキャベツ
キャベツは重いほうが美味しいと言われていますが、本田さんが教えてくれた切って断面を見ればそれは正しいことが分かります。
重たいキャベツは葉詰まりが良く、食感や味わいがより一層楽しめます。
また、キャベツは冬のほうが糖化しやすくなるため、甘みが増し美味しくなるのです。
このことからも、キャベツの旬は冬であることが分かります。
キャベツづくりのやりがい
本田さんにとって、キャベツづくりのやりがいは消費者の声です。
消費者からの声は彼の努力の甲斐がある証と言えるものであり、それが彼のやりがいとなっているようです。
キャベツづくりの裏側を知ることで、私たちもキャベツを選ぶ際の基準や楽しみ方が広がります。
この記事では、愛知県の田原市を中心にキャベツの生産地や栽培のポイント、キャベツの美味しさについて紹介しました。
キャベツづくりに携わる本田さんの情熱や消費者との絆を感じることができる素敵な話でした。
キャベツは私たちの食卓に欠かせない野菜ですが、その栽培の裏側には多くの努力があることを改めて実感しました。
キャベツの旬を楽しみながら、本田さんのような生産者の想いを感じながら食べるのも素敵だなと思いました。
