趣味の園芸 やさいの時間長く楽しむ エンドウ三兄弟
2016年11月21日放送 NHK総合有村実樹 伊藤裕子 酒井千佳
エンドウは関東から西では、今の時期に植えて4月から6月頃に収穫するのが一般的です。
エンドウにはさまざまな品種があり、それぞれ異なる特徴があります。
サヤエンドウは、キヌサヤとも呼ばれます。
早く収穫できることが特徴で、一番早く楽しむことができます。
また、スナップエンドウという品種も存在します。
さやごと食べられるスナップエンドウは、食感が楽しめるおいしい品種です。
さらに、実エンドウはグリーンピースとも呼ばれ、そのまま調理に使うことができます。
エンドウを育てる際には、収穫のタイミングを考慮しながら、異なる品種を選ぶことがポイントです。
異なる品種を育てることで、長い期間にわたって収穫を楽しむことができます。
エンドウには草丈が伸びる「つるあり」と、草丈が伸びない「つるなし」の品種がありますので、自分の環境や好みに合わせて選ぶことができます。
エンドウを育てるためには、準備が必要です。
プランターには直径40cm、深さ38cm、容量29lのものを使用します。
まず、鉢底石を厚めに敷いて排水性をよくしましょう。
次に、野菜用培養土をプランターに入れます。
そして、同時につるありのスナップエンドウとつるなしのサヤエンドウを育てることをおすすめします。
なお、実エンドウを育てる場合は、つるが絡まり収穫がしづらくなることがあるので、注意が必要です。
エンドウを植えた後には、水やりをしっかり行いましょう。
また、プランターにはオベリスクという支柱を刺し込んで設置し、成長をサポートします。
さらに、防虫ネットを設置して害虫から守りましょう。
花が咲き始めたら、2週間に1回程度、液体肥料を規定量追肥することもお忘れなく。
肥料を与えることで、健康な成長を促すことができます。
エンドウの栽培は、収穫の楽しみが詰まった活動です。
季節の移り変わりとともに、成長する植物を見守る喜びや、自分で育てた野菜を食べる喜びを感じることができます。
また、エンドウには独特の味わいと食感があり、料理の幅を広げてくれる存在でもあります。
ぜひ、楽しみながらエンドウの栽培に取り組んでみてください。